専門家に聞きました

ニオイにまつわる様々な疑問や対処法などを専門家の方々に聞いてみました。

Interview 03

指摘ではなく共同作業。
夫婦間のニオイ問題への対処法。

木村 泰之 さんインタビュー

木村先生のインタビューから、夫婦間のニオイ問題は“受容”や“慣れ”、また夫婦といえどもセンシティブな問題により、問題が顕在化しない場合が多いことがわかりました。

夫婦間での「ニオイ(体臭)の問題」を考える際に、
そもそも踏まえておくべきことはありますでしょうか?

女性から見て、結婚=受容(相手のことを受け入れる)ですので、一般的には、妻は夫の加齢に伴うニオイの変化を受け入れている人が多いのではないでしょうか?つまり、家庭内で妻が判断する夫のニオイの基準は、会社や職場より低い。慣れてしまっているのではないでしょうか? 言い換えると、妻が少しでも夫のニオイを気にしているとすると、他人はもっと感じているかもしれません。

「夫のニオイ」は妻から夫に伝えることが重要だと思いますが、
どのように言えば、ちゃんと理解してもらえるでしょうか?

夫婦と言えども「ニオイの問題」はセンシティブな問題です。夫に直接「臭い」とは言いにくいですよね?!
だからこそ、夫婦であることのポイントを押さえて、「予防」の観点で伝えることで妻からは言いやすくなると思います。相手のことを思いやっている姿勢を忘れずに、次の6つの視点で、接してみてください!

point

旦那様のニオイを改善するための伝え方ポイント

共感を得る
共通認識しやすい例を先に伝えてから指摘します。例えば「私、最近やせにくくなってきたみたい。あなたは? ニオイが変わってきた気がするけれど」など。「加齢」という共通の問題を認識したうえでニオイを指摘する。
まずは相手を認める事が先
男性は先に承認されると、指摘を受け入れやすくなります。例えば「がんばってお仕事しているから、汗をたくさんかいたんだね」とがんばりを認めた後で、「汗はニオイにつながるから、ケアしたほうがいいかもね」とニオイについて指摘する。
ニオイよりも汚れに置き換える
「ニオイ」という言葉を他の言い方に置き換えて、旦那様が自分のニオイに気づくように指摘します。例えば「枕カバーが汚れているよ。シャンプーを皮脂対策用のものに変えてみない?」など、ニオイを汚れに置き換えて指摘する。
伝えるタイミングを考える
就寝前やお風呂の後など、旦那様が精神的に満たされているようなタイミングで、ゆっくり話すことがコツ。
フォローは自分も同じ目線から
①~④の要領で指摘したのに、なおも旦那様の機嫌が悪くなった場合、自分のウイークポイントを伝えると有効。例えば「そういう私も、背中にぜい肉がついちゃっているね。私もダイエット頑張るから、あなたもニオイに気を使ってカッコよくいてほしいな」など、自己開示してから相手のニオイについて指摘する。
指摘ではなく、共同作業
例えば「会社でのニオイの受け取られ方がよくわからないから、一緒にニオイケアに取り組んでみようよ」と、旦那様のことを心配する態度を示し、「効果がありそうなシャンプーを買ってきたよ」と、自分も協力する姿勢を見せ、夫婦の共同作業であることを伝える。

木村 泰之

一般社団法人夫婦問題レスキュー隊 代表理事

千葉大学経済学科卒業後、大手生命保険会社に勤務。
自らの離婚、復縁経験をもとに、2009年より夫婦カウンセラーを始める。夫婦の問題から逃げたり、対処方法がわからないままもっと悪くなっている相談者に、わかりやすい言葉、態度、表情、しぐさ、タイミングなどを一緒にシミュレーションしながら、自信を取り戻してもらう手法で向き合う。累計2万人以上の相談者と接して、目の前にある問題だけではなく夫の妻として、子供の母親として、ご両親の子供としての自分の人生を見直してもらい、夫婦に対する考え方をしっかりと確立するアドバイスを贈る。